ピアニストとして、現代作品を中心としたレパートリーを持つ。ソロ、室内楽をはじめとする多岐にわたる演奏で、意欲的にコンサート活動を続けている。台湾音楽祭、アジア初の「スタインウェイセンター」こけら落としコンサートへの出演や、「ピアニストの個展」というシリーズ企画を通じて、国内外のトップアーティストとの共演を果たしている。世界最長のピアノ曲であるエリック・サティの「ヴェクサシオン」を著名なピアニストを含む840人との共演で18時間30分かけて完奏。世界同時生中継され、大きな話題となった。メディアにも取り上げられ、日本テレビ「宿命のフレーズ」、フジテレビ「スーパーニュース」、テレビ朝日「題名のない音楽会」など新聞や雑誌はもちろん、テレビやラジオにも出演。テレビドラマに技術指導も行っている。前橋市、東京、横浜、関西、にレッスン拠点を置き、国内外のマスタークラスで後進の指導を行う。「笠原マジック」と呼ばれ多数のコンクール入賞者を育て上げている。国内外の国際コンクールで審査員を多数務める。また、世界的な音楽プロデューサーとして、ミュージックビデオやプロモーションビデオ、音楽イベントのプロデュースも行っている。モンゴルの子供たちに日本の音楽教育を届ける活動では、モンゴル外務省での公開レッスンやコンサートの企画、モンゴル元首相との会談などがモンゴル国営放送で特集された。華道家としても知られ、假屋崎省吾氏に師事。目黒雅叙園での展示「假屋崎省吾の世界」で新人賞を獲得し、フランス・パリでの展示では自身の作品がグランプリとパリ市長賞を受賞。国際的に高く評価された。いけ花と音楽のコラボレーションなど、多彩な活動を国内外で行っている。
洗足学園音楽大学・大学院講師